PBWにおいて、プレイヤーはワールド内ではプレイヤーキャラクター(PC)として発言し、行動します。これをロールプレイといいます。
シナリオの相談やコミュニティでの交流は、キャラクターの言動として扱われます。PCの口調や考え方などがプレイヤーと差がない場合はいつも自分が話すように発言して問題ありませんが、もし違いがある場合は、PCに合わせるよう心掛けてください。
逆もしかりで、他人のキャラクターとワールド内で接する場合、プレイヤーやマスターではなくキャラクターとして扱うようにしてください。その際には相手のキャラクターの設定を尊重しましょう。他のプレイヤーやマスターとともに世界観をつくりあげていくのは、PBWの大きな楽しみのひとつです。
ロールプレイの注意点
以下の注意点は一般的なもので、ワールドによってはこの限りではありません。個々のルールは、ワールド運営者の判断と指示に従ってください。
世界観の遵守
一般的に、ログイン中のワールド内に存在しない物事について前置きなしに話題に出すことは好ましくないとされています。たとえばファンタジーのワールドで、現実のSNSの話をするなどです。
しかし、シナリオの相談などで、どうしても現実の話題に触れる必要があることもあるでしょう。そのときはプレイヤーとしての発言であることが他のプレイヤーにわかるよう、前置きするようにしましょう。
プレイヤー情報とキャラクター情報
PBWにおいて、プレイヤーが自分のPCの知っている以上の情報を得ている場面は多々発生します。たとえば「冒険者たちがゴブリンを退治してくれと依頼されるシナリオだが、オープニング内に悪い魔術師がゴブリンをそそのかすシーンが描かれている」などです。
このような場合は、プレイヤーの知っている情報=プレイヤー情報を知らない前提で、キャラクターの行動を決定しなければなりません。多くの場合、プレイヤー情報をキャラクターの知っている情報=キャラクター情報にするための行動(調査や推理など)を選択することになるでしょう。
プレイヤー情報とキャラクター情報の差は、うまく扱えば、プレイヤーもマスターも面白い体験をすることができます。ぜひ、「知らない」ということも含めたロールプレイを楽しんでみてください。
ロールプレイとプレイヤーの責任
ワールド内でのプレイヤーの言動は、PCの発言・PCの行動とみなされます。しかし、だからといってPCの言動にプレイヤーの責任が発生しないわけではないことは常に念頭においてください。
たとえば攻撃的なPCのロールプレイだからといって他人をむやみに傷つけるような言動を取れば、程度に応じて運営者から注意を受けたり、ペナルティが課せられる場合もあります。
PBWでは想像力とPCの能力が及ぶ限り、どのような行動を取ることもできます。しかし行動した結果(他のプレイヤーやマスターからの評価なども含め)は、PCへと返ってきます。そのことは忘れないようにお願いいたします。